CB400SF(NC39)フロントブレーキキャリパー・マスターシリンダーオーバーホール

こんばんは、Operaです。
大学生は春休みがあるのでいいですね、ツーリングしまくって4月末の二輪乗り出し一周年を前に年間1万km走行の夢が現実味を帯びてきて残り1400kmぐらいとなりました。
今回は色々あってフロントブレーキ周り一式をオーバーホールしたのでそれについてのレポートです。

1. はじめに


二輪車でも四輪車でも、「走る・曲がる・止まる」の三要素は大切なものですね。
その中でも安全上いちばん大切な「止まる」について、最近取り回し時にフロントの引きずりが稀に発生したり、ブレーキの握りはじめの遊びが多いなど色々と不満がありブレーキラインのオーバーホールが脳裏をよぎりました。
しかしながら、オーバーホールとなると丸一日はかかるし、お金もかかるのでまずはお手軽にできるピストンの揉み出しをしてみました。
それでブレーキ握ってピストンを出してみると案の定出てこないピストンがありました。
コレはまずいと思いシリコングリスを塗り込んでいき、右キャリパーがうまくいったので満足し、その調子でと左へと手を付けたところ...
まあこうなったらオチは見えてますね、気づいたら元気なピストンがブレーキフルードと一緒にキャリパーから出産されました...
ということで既にブレーキライン全体のエア抜きが決定してしまいました...
で、もうどうせやるなら時間も金もあるうちにオーバーホールしちまえということで純正部品を発注しブレーキのオーバーホールを決断しました。
また、元々走行6万も見えてきている中でブレーキ周りはいじってなさそうだったので折角なので同時にマスターシリンダーについてもオーバーホールを行いました。

2. 用意したもの

用意した純正部品は
フロントマスターシリンダーセット:45530-MA5-671(3026yen)x1
ちっちゃい方のピストンのシールセット:06451-MCZ-006(440yen)x4
でっかい方のピストンのシールセット:06451-MCJ-751(892)x4
キャリパージョイント部のシール:45103-MR7-006(153)x2
送料380yen
合計9040yen
です。
本当はボルトなども錆があるので新品に交換してもいいのですが、そこは貧乏ライダーなのでケチって変えませんでした。
ゴムはもう新車登録から14年経っており劣化していますが金属はまだまだ頑張れやって感じです。
注文自体はWeb!keで購入し、丁度純正部品5%オフのセール中だったので若干安く買えました。
しかしながら、このWeb!keはオーダーフォームに難があり、住所入力が全角指定なのにそういったフォームには当然実装されている半角文字混ざりのチェックがなく、その手のやつでエラーを出しがちな全角ハイフンを使ってしまったがゆえに文字化けが発生してしまいました。
結果として宛名に文字化けが含まれていたため郵便局に宛名不十分で突き返されてしまい折角早めに動いてオーダーしたのに届くのに随分日数がかかってしまいました。
在庫があれば最短翌日届くというシステムは素晴らしいのですが、そのあたりのIT面が弱いのは論外ですね...もうちょっと頑張ってもらいたいものです。

また、手元にブレーキフルードがなかったので1Lのブレーキフルードも購入しましたが500mLで十分でした。
まあ500mLも1Lもそんなに値段が変わらなかったので多いほうがお得ですねってことにしておきましょう。
店に任せたらまだまだお金がかかるんでしょうが、キャリパーだけでなくマスターシリンダーまでオーバーホールして諭吉に収まるならなかなかお安いですね。

3. 部品の脱着・清掃

では早速部品を脱着していきましょう。
まずはマスターシリンダー周りをばらしていきます、とりあえずタンク内のフルードを抜いてから車体から外しました。

DSC_0200.jpg 

そして、ブレーキホースのボルトを外そうとしましたがこういうのは車体についてないと抑えられないので外せないんですよね、結局一旦車体に戻してからボルトを緩めました...
このときフルードが漏れてくるのでウエスは必須です。

DSC_0201.jpg

まあなにはともあれマスター側はこれで全バラできました。
次はキャリパー側をバラしていきます、まずは同様にホースを外しました。
このとき、当然ホースに残ったフルードがドバドバ出てくるのでウエスで受け止めないと車体にかかってしまいます。

DSC_0202_20180401193707971.jpg

あとはキャリパーの固定ボルトやらスライドピンやらを外してキャリパーを車体から外しました。

DSC_0205.jpg

こうブレーキが撤去されてると足回り、特にハンドル右の違和感がすごいですね。
外した部品はとりあえず本格的な洗浄の前に水洗いしました。

DSC_0206.jpg

そして一旦おうちに持ち帰り洗面所でお湯+中性洗剤でゴシゴシ。
キャリパーのブレーキダストとか色々詰まった汚れは全部は取れないので可動部分の汚れは落としましたが他の部分についてはカンペキには掃除しませんでした。
見た目はどうせ気にしたってすぐ汚れるのでボロボロじゃなきゃまあいいでしょう。

DSC_0210.jpg

洗ったらしっかり乾燥させます、特にブレーキフルードが入る部分についてはフルードが水分を吸うのでしっかり乾燥させないとですね。

DSC_0211.jpg

ちなみに、キャリパーのシールを外すのは最初つまようじでやろうとしましたが剛性不足で難しかったです。
そこで、本当は使いたくなかったのですが電子工作の表面実装部品用のソルダーアシスト(右端の水色の持ち手の棒)を使ったところこの工具は先端がシケインのような形になっているのでうまいことキャリパーの溝に先端を入れてから奥からシールを引き出すことができ簡単に外すことができました。
つまようじで頑張るよりはこういった金属ツールで慎重にやったほうがいいかもですね。

また、外したシールはダストシールの外側(パッド側)は汚れていたもの特に割れ等はなく状態自体は悪いものではありませんでした。
正直このときはオーバーホールの意味があるのか?と疑問に思いました...

4. 新品パーツの組み込み、車体への組付け

先述の通りトラブルが有りなかなか純正部品が届かずブチ切れていましたが、なんとか洗浄が終わったところで部品が届いたので早速組み込みました。

DSC_0212.jpg

まずはマスターシリンダーについて。こちらは比較写真で上が元々ついていたもの、下が新品です。
元々のはシールが汚れているのとスプリングが若干縮んでいました。

DSC_0213.jpg

段差のあるシリンダーにシールを入れるのが非常に難しく、最初はフロントフォークのインナーチューブにオイルシールを入れる要領でラップを巻いて入れようとしたのですがこれは無理でした。

DSC_0214.jpg

これについては結局シリコングリスを塗りまくってヌルヌルにしてからつまようじ2本で無理矢理シールを伸ばして段差を乗り越えさせました。
シールの外側を傷つけたらマスターシリンダーからのフルード漏れ不可避なのでとても怖かったです。

とはいえなんだかんだで無事取り付けられたのでよしとします。

DSC_0216.jpg

あとはシリンダーを入れてからスナップリングをはめ込み、カバーのゴムを入れればマスターシリンダーは組付け完了です。

DSC_0217.jpg

キャリパーについては特に難しいことはなく、オイルシール・ダストシールともにシリコングリスを塗り込んでから簡単にキャリパーの溝に取り付けられました。
ピストンにも薄くシリコングリスを塗り込みキャリパーに組み付けるというか入れ込んで終わり。

DSC_0215.jpg

あとはキャリパーの合わせ面のシールも入れて左右をアセンブリして終わり。
右と左どっちがどっちなのかわからなくなりそうですがオイルラインがあるので分かります。

DSC_0218.jpg

さて、部品の組付けができたのであとは車体に取り付けるだけです。
早速外したものを元に戻していきます。

DSC_0219.jpg

ブレーキホースの末端のワッシャーについては全て新品にしました。
つけてから知ったのですがアルミワッシャーより銅ワッシャーのほうがいいみたいですね。
まあただ機能上は潰れてくれればどちらも同じなので大丈夫だと思いますが。

DSC_0220.jpg

マスターシリンダーについては無事組み付けられました。

DSC_0221.jpg

そして、キャリパーも組み付けて頑張ってエア抜きして終了です。
写真は撮り忘れました...

結局部品の取り外し、洗浄、取り付けで合計3日間かかってしまいました。
取り外しと洗浄については同日でもできましたが、洗浄後に乾燥が必要なのも考えると二日間はかかる作業と見るべきかもですね。
プロは当然1日で終わらせるんでしょうが、まあセルフ整備勢はゆっくりやっていきましょう。

5. 交換の結果

※※※※※※※※本レポートにはブラシーボ効果が含まれています※※※※※※※※
今回の整備でブレーキ関連の部品をほぼ交換でき、フロントブレーキの状態については実質新車状態にまで戻ったと言ってもいいでしょう。
その結果として、2つの成果が出ました。

1.フロントブレーキの効き
交換前は握り始めがスポンジーで効きが悪い感じがしましたが、交換後はよく効くようになり、最初は前の感じで握ってしまうと効きすぎてしまうぐらいでした。
僕は制動力の最大値の評価ができるほど腕のあるライダーではないので分かりませんが、少なくとも今までよりも少ない力でブレーキが効くようになりました。

2.取り回しの容易さ
今までも引きずりはほとんど発生していませんでしたが、今回整備をしてよりスムーズに動くようになりました。
本当は効果を確かめるためにフロントをジャッキアップしてタイヤを回した時どれくらい空転するか確認してみたいところですが、まあそれは面倒くさいのでやってないです。

まあ結果として劇的な変化は得られなかったものの投資した分ぐらいは返ってきたかなというところです。
とはいえ手間は結構かかりました、やってみたかったし楽しかったのでいいですが対向4ポッドダブルディスクは400ccの癖にめっちゃ手間がかかります。
これが片押し2ポッドダブルディスクや対向4ポッドシングルディスクだったら労力半分ですからねぇ...

結局の所整備ミスでオーバーホールを特に考えずに即決してしまったため、今思えばちょっと奮発してラジアルマスターにしても良かったかななどとも思いますが、それはそれで結構面倒なようなのでまあ今回は純正で新車状態に戻したということでいいかなと思います。
今後の課題としてはリアがまだ未着手であり、またそちらはピストンに既にサビが浮いているので次のパッド交換のときにはオーバーホールしたいなと思います。

また、この件と並行して車載工具の充実化プロジェクトも進めており、そちらは工具用のサイドバッグも注文してあり次のブログネタになりそうです。
ではまた今度。




スポンサーサイト
プロフィール

おぺら

Author:おぺら
強電から弱電まで狭く浅くやっています。
強電:コイルガン(充電&発射部)、テスラコイル
弱電:コイルガン(制御)、鉄道模型版PRC&CTC、マルチコプター
最近はエンジン回して遊んでいます。

最新記事
カレンダー
03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
訪問者数
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる