二輪用ETC JRM-11修理&CB400SFへ取付
こんばんは、Operaです。
前回の予告通り色々あって四輪車に突っ込んだりしましたが元気にやっています()。
それの修復ネタもあるのですが大したことはしていないのでそれはパスとし、今回は二輪用ETC JRM-11の修理&取付記事です。
ずっとバイクにはETCをつけたいと思っており某フリマアプリにて購入のチャンスを伺っていたのですが、なかなか相場調べないでクソ安い値段で出すやつお値打ちモノを購入することが出来ずに困っていたところ配線をちょん切ったらしいJRM-11が激安で出ていたので妥協して購入してしまいました。
今回もまたジャンクと見ると買ってしまう習性が顕になってしまった...
いまいち出品時の写真ではよく状態は分かっておらずどんな状態なのかは届いてのお楽しみというジャンク特有のドキドキ感を味わうことになりましたが、当初の予想通りアンテナ用の同軸ケーブル、及びインジゲータ用の信号ケーブルが途中で切断されていました。
これについて、断線したものを修理するのは同軸ケーブルの長さが変化し電気的な特性が変化するので良くないというブログ記事が散見されましたが、長さを10倍にするならまだしもちょんぎられた分をショートカットする程度ならほとんど特性は変化しません。
そもそも同軸ケーブルというのは理論上は長さが変化してもアンテナの特性が変化することはなく、そのためアンテナの配線に利用されているんですね(電気科卒業感)。
クルマ・バイク界隈では如何せん機械に詳しい人間はいても電気はからっきしの場合が多いので、正しい電気的な知識を身に着けて偽チューニングパーツ判別や修理に役立てましょう。
では、症状がわかったところで修理をしていきましょう。まず、同軸ケーブルについてです。
同軸ケーブルは途中でちょん切られているものの切断箇所がコネクタから近くその分短くなったところで取り付けにあたり特に問題はなさそうなので、一旦コネクタを解体して切断された同軸ケーブルを除去し切断箇所に再接続します。
まず、コネクタの解体となりますがこちらはやり方がさっぱり分かりませんでした。
しかしながら、他の修理ブログ記事を参考に写真中の上の切り欠き部分にマイナスドライバーを突っ込んだところストッパーが外れ中のコネクタを取り外すことが出来ました。
ちなみにコネクタの接続側はこのような形となっています、随分と大きなコネクタだと思いましたが防水のためのゴムをつけるためこのサイズなんでしょうね。
そして取り外してちょん切られた同軸ケーブルを芯線以外外したコネクタがこちらです。
中身はよくある同軸コネクタの構成ですね、シールド部分と芯線部分(メス側なのでオス側のピンが入る仕組みになっている)は分離できるようになっています。
そして芯線も取り外してコネクタを分離させます。筒状のカバーはシールド線を確実にコネクタ側のシールドに接続すると共に芯線と絶縁するためにあるっぽいです。
なくても動くかも?
そして、同軸ケーブルの切断部分をコネクタに接続するためシールド線・芯線を剥きます。
剥いた芯線にコネクタの端子をはんだ付けします。
そして、シールド線と絶縁体の間に筒状のカバーを挿入し(結構硬い)、芯線とシールド線が短絡しないよう気をつけながら元通りに圧着します。
圧着した写真が汚かった...まあこの工程に関しては最初の状態に元通りにする感じです。
インジゲータ用の信号ケーブルに関してはただの導線だったので、切られた部分同士をはんだ付けして熱収縮チューブを被せるだけで済ませました。
こちらは簡単に動作確認ができるのでETCに電源投入して動作確認。
アンテナ側もとりあえず信号間の導通を確認したところつながっていなかったので短絡はしていないようです。
ということで一通り修理ができましたのでとりあえずここらで適当に車載して実地試験と行きました。
バッテリーから電源取ってアンテナだけハンドル近くに出してその他はシート下の小物入れに適当に入れただけ(当然ケーブル固定はしてない)というテスト仕様()での突撃です。
メルカリで配線ちょん切られた二輪ETC6000円で買って直してETC突破した pic.twitter.com/f9WIxQVnF2
— OperaLegend (@OperaLegend) 2018年2月8日
まあ大丈夫だろうと思うもののビクビクしながら予めETC/一般レーンのある高速入口に超ノロノロ特攻しましたが無事通過することが出来ました。
入るときは券取るだけだから楽なものの、出るときは支払いがあって面倒だしそもそも料金が高いのでお安く乗れるのは嬉しいですね。
ということで動作は確認できたので今度はしっかりと車載していきます。
最初にETCを搭載する位置でめちゃくちゃ悩んで結構な時間を浪費しましたが、結果としてシート下の小物入れスペースに固定することに決定。
インジゲータの位置については最初はメーターの間が既存のインタフェースとの親和性も高くて良かったのですが、あんまり純正メーターに両面テープをベタベタ貼りたくなかったのでアンテナの横に接着することに妥協しました。
アンテナについては付属のステー(これだけでも数千円するらしい...)を利用して固定します。
インジゲータはこの側面に両面テープで貼り付けましたが今日乗ったら剥がれていました...
本当はアンテナの上に貼るのが一番安定するのですが、それをするとアンテナの直近に金属部品を置くなという取り付けマニュアルをガン無視してしまうのでどこに移設するかは考え中です。
そして、ハーネスを配線するためまずはタンクを外します。
タンクを外すために入れておくスペーサは1Lオイル缶がぴったりだからみんな使って(布教)。
外したタンクは適当に台にでも乗っけておきましょう。
タンクを外すとやっぱり事故車感が激しい...
折角外したのでついでにエアクリの汚れチェックとクソ面倒くさいアクセルワイヤーの注油もやっておきました。
そして、ハーネスを既に這わせてあるUSB電源と一緒にエーモン工業の配線チューブに入れ、末端は配線テープで固定します。
写真中の蛇腹のやつがそれです、這わせ方は純正ハーネスに並行して這わせました。
フロントフォーク付近ではUSB電源(ハンドル左側)とアンテナ+インジゲータ(ハンドル右側)で配線チューブを分岐させました。
バッテリー付近ではETCのコネクタが大きすぎて小物入れの側面の穴に入らなかったので一旦バッテリーの+側のケーブルを外してから配線を通しました。
小物入れ内部はこんな感じ、ハーネスを適当に詰めれば色々小物を入れておけそうですが、アンテナの同軸ケーブルは派手に曲げたりできないので無茶はできなくなりましたね。
以上、こんな感じでジャンクETCを見事修理し車載することが出来ました。
出費は本体が6000円、ハーネス関連が500円でたったの6.5kで収まりました、これなら長距離ツーリングなどで割引を駆使すれば年内には回収できそうですね。再セットアップ...?ナンノコトカナ...?
やんなくても使えますがやらないと二輪ETC限定の割引プランは使えないっぽいのでまた今年もやるなら再セットアップしますかね。
では、また今度。
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